
自然がとなりにある暮らし
屋久島の暮らしと子育てといろいろ
はじめまして。
COLOR-Pスタッフのまりえです!

突然。東京から屋久島に引っ越して3年ちょっと。
あれ?もう1人スタッフいたの?というくらい
なかなかCOLOR-Pの活動にも参加できないまま…
この3年の間に結婚して母さんになりました!!
今は1歳になった息子(通称 がっちゃん!)と毎日川や海、森、公園、屋久島の豊かな自然の中で過ごす日々。 島暮らしも未熟者なのに母さんになって
虫苦手なのに自然の中で暮らして…
矛盾だらけでドタバタだけど今しかない時間を過ごさせてもらってます。
屋久島に住んでみたから感じたこと
お母さんになるって、子育てするって全然当たり前じゃなかったこと
東京ではずっと保育の仕事をしていたけれど…お母さんになって初めてわかった子どもの姿
などなど
『島の素晴らしさや驚いたこと』『子育てや子どものこと』『がっちゃんと屋久島』のエピソードも踏まえてブログを始めてみまーす!!
お時間ある時にでもゆっくり島時間を感じて
『こんな暮らしあるのか…』とか『あるある!!!やっぱりみんな一緒じゃーーん!』みたいな気持ちになってくれたらいいな☆と思ってます。
さーて。
屋久島に住むって、島暮らしをするってみなさんはどんなイメージだろう…
屋久島といえば…『世界自然遺産の島』『縄文杉』『もののけの森』なんてことが思いつくかな。
実は私もそれくらいの情報で初めて屋久島にやってきました!!!
正直。山登りは今まで大して興味もなく、あまり登ったことのないまま、友だちに頼りっぱなしで縄文杉で山泊を初体験した3年前。
屋久島に住みたい!って言ったくらいだから自然大好き☆かと思いきや
我が家のありの行列にキャーキャー言ってます!いまでも。笑笑
春になれば家中にアリ、梅雨には流し虫という名のシロアリが大群でやってきて、夏になればアブやヒルにかまれ、秋になればバッタやスズムシがどこからともなく普通に家の中にいて…。
ヤスデやムカデなんてそこいらの家で出るらしい!!!!!(我が家はまだ出ていない…ラッキー!)
東京にいた時は、家の中に虫がきたーー!って気分になって、そこいら中やっつけてたけど、屋久島にいると自然の中にお邪魔している気分で、なんだか追い払うのも申し訳ない気持ちになるから不思議。(でも一応出て行ってもらうけど…。)
自分たちの暮らしの中に虫がきているんじゃなくて
自然の中に私が住まわせてもらっている感覚。
私たちの地球じゃなくて、自然とともに住んでる地球🌏
屋久島にきて実感として感じられたこと。
屋久島に住んでみたいと思った1つの理由でもある。

(道端でくつろぐ屋久猿)
ここは西部林道という人は住んでない猿と鹿の家のような場所!
ここを初めて通って近くで猿や鹿を見た時も、動物と共に生きるということを考えさせられた。

(お尻のかわいい屋久鹿)
自然と動物とどんな風に共存していかれるのか
人はどうやってこの地球を守っていくのか
まだまだ私の知識は不十分だけど
自分の中の意識が変わったのは屋久島に住まわせてもらってから。
そして。
朝起きて毎日考えることも変わった。
私の住んでいたところは下北沢という、若者が大好きな町。
休みになれば人で賑やかになる。
家から駅まで行くまでにもお店ばかり。目にするのは物、物、物ーーー。
私の頭も『今日は何買おう!』でいっぱいだった…
でも、屋久島に住んでから朝一番にすることは
空を見る
風の音を聞く
雲がかかってないか山を見る
波は荒れてないか海を見る
がっちゃんとの1日の予定は天気、風、潮の満ち引きで決める!
屋久島には『晴耕雨読』という最高に素敵な宿がある。
まさに屋久島の生活はこの言葉のよう。
晴れた日は田畑を耕し、雨の日は読書にいそしむこと。
自然に逆らわず、今日の天気と共に1日を迎える。
雨の多い島だからこそ、予定通りには行かない。
逆に天気が良ければ予定を変える。
島の天気は変わりやすいから、天気に今日を合わせる。
その日その日のたのしみがある。
そんな暮らしをがっちゃんとできるのが本当に豊かだと思う。
屋久島にはコンビニはないし、夜になればお店は閉まる。
だから、呑んだ後のアイスは買えない。
つい先日も、天候不良で3日間船が止まった。もちろん、食料は届かずスーパーの棚はガラガラになる。でもみんな慣れてるから大丈夫。
ってか。買い物って毎日しなくても平気なんだね。
昨日は、友達が畑で取れた大根を持って来てくれた。
今日は、旦那さんがタラの芽とわらびを採って帰ってきた。
春になれば新芽をいただき、たけのこ を掘り
夏になれば海であそびながらトコブシやカメノテを取る
秋になれば自然薯を掘り
冬になればぽんかんやみかんをいただく。

(がっちゃんもぽんかん収穫のお手伝い)
畑をやっている近所のおばちゃんや友だちが野菜を届けてくれたり
漁師のおじちゃんが『魚とれたぞー!』と魚を分けてくれる。
自然の中の恵をいただき、みんなで分け合う。
食べる中にも恵や人のあたたかさを感じられる『自然がとなりにある暮らし』
屋久島に住んだら
朝から聞く音が鳥や風の音になって
見るものは空や山や海になって
自分の軸がそこにある自然や人や動物になって
生活が180度変わって
本当に大切な物が見えてきた。
私にとっての必要なことがわかってきて生き方がシンプルになった気がする。
世の中は大変な時だけど…
屋久島の人たちはたくましい。
観光業の盛んな屋久島は経済的には厳しい人も多いけど
『水があれば木々は育つ
食べ物がなければ畑をやればいい』と屋久島の先輩たちは言う。
豊かな心で過ごす方法を自分にあった暮らし方をそれぞれが考えている。
私はどんな時も空を見上げる暮らしを
これからもがっちゃんと続けていきたいな。
*がっちゃんと屋久島*
2月末の屋久島
種子島からきた暖流桜が満開になりましたー!!
2月なのに春の陽気でがっちゃんは肌着!笑

(桜とがっちゃん)
次の日は…
屋久杉ランドで森の散歩&雪あそび

(杉を見上げる がっちゃんと父ちゃん)

(お山で雪あそび)
そして3月。
今日はおともだちと海であそんで
川で花見ランチ🌸
屋久島にも春がやってきたよーー!

(私のパワースポット 桜と新緑のきれいな大好きな季節になりました)
毎日いろんな景色を見せてくれる屋久島の自然。
毎日こんなところであそべるなんて贅沢だね☆がっちゃん!!
ちなみに。屋久島は雪が降る最南端らしい!